住宅エコポイントはCO2削減に見合う? 恩恵予想以上に大きく、継続的取り組み必要(産経新聞)

【社会部オンデマンド】

 「省エネ型住宅の建設やソーラーパネルなどの設置で、政府から住宅エコポイントがもらえると聞いています。高断熱の住宅の省エネ効果は理解できますが、ソーラーパネルなどはポイントとして支払われた金額に見合ったCO2削減効果があるのでしょうか」=長崎市平和町のアパート経営、深堀循哉さん(55)

 ■CO2削減と経済効果の“一石二鳥”が狙い

 住宅エコポイントとは、省エネ効果の高い住宅を建てたり、壁や窓を断熱効果のある素材に換えるなどのリフォームを行った場合、最大30万円相当のエコポイントが国から受け取れる制度だ。申請の受付は3月8日から始まっており、新築は平成21年12月8日以降、リフォームは22年1〜12月に着工した建物が対象。国は景気対策として、平成21年度第2次補正予算に1千億円を計上した。

 エコポイントは商品券や国内の地域産品、省エネに配慮した商品などと交換できるほか、新築の場合は工費に、リフォームの場合は水回りなど同時に実施するほかの工費に充てることもできる。環境省などによると、受付から3週間でエコポイントを申請した人は3690人、うち8割以上が商品券と交換。使い勝手のよい商品に、人気が集中しているようだ。

 一方、長引く不況で冷え込みが続く住宅関連メーカーでは、“特需”を見込んだキャンペーン合戦が始まっている。

 大手住宅メーカーの「アキュラホーム」(東京都新宿区)では、戸建て物件の購入者を対象に、エコポイントを含む90万円分の設備を無料で付けられるキャンペーンを2月12日から実施。50棟限定で販売したところ、1週間で完売した。

 同じく「大和ハウス工業」(大阪市)も負けていない。同社では、戸建て物件の購入者を対象に、エコポイントとは別に独自に60万円を現金で支払うキャンペーンを4月5日から開始。広報担当者は「省エネ住宅の快適さは、実際に住まないと分からない。この機会に、断熱効果の高い住宅の快適さを知ってもらえれば」と話している。

 それでは、実際にエコ住宅で暮らすことは、消費者にとってどんなメリットがあるのだろうか。

■住んで分かる省エネ住宅の快適生活

 省エネ住宅に詳しい慶応大理工学部システムデザイン工学科の伊香賀俊治教授は、「窓を換えるだけ、ソーラーパネルを付けるだけでは、そこまで大きな省エネ効果は期待できません。効果を得るためには、思い切った投資がある程度は必要です。一方、それなりの設備を備えれば、かなりの省エネにつながるのも事実です」と説明する。

 そもそも、断熱素材や二重ガラス、エコ給湯器といった省エネ住宅に欠かせない設備は、効果が目に見えない上に価格も高いため、住宅を建てる際に多くの人が予算から削ってしまいがちだ。しかし新築時に消費したCO2も、エコポイントの基準に沿った断熱設備の整った住宅を建てれば、数年で元が取れるという。「国が進めるCO2の削減目標を達成させるには、省エネ住宅の普及は欠かせないのです」と伊香賀教授。

 ただ、費用の回収となると話は別のようだ。伊香賀教授によれば、エコポイントの基準を満たす住宅を建てたとしても、その費用を浮いた光熱費で回収するまでにかかる期間は約25年。これが、エコ住宅の普及が進まない大きな原因だ。

 しかし、エコ住宅に住むことで受けられる恩恵は予想以上に大きい。伊香賀教授がエコ住宅に移り住んだ人にアンケート調査を行ったところ、風邪を1年に2回以上ひく人の割合は、建て替え前が30%以上だったのに対し、建て替え後は13%程度に減っていた。また、暖かい住宅の方がお風呂の温度を低く設定する傾向にあるといい、「高齢者の入浴中の突然死は水温の高さも一因とされる。暖かい住宅が事故を減らす可能性もある」と分析する。

 こうした医療費などの軽減はほとんど注目されてこなかったが、省エネ住宅によって受けられる恩恵として換算すると、投資費用を回収するまでの期間が20年以下に減るという。さらに今回のエコポイント制度を活用すれば、期間は15年程度まで縮まるというのだ。

 ただ、どんなに頑張って省エネの設備を導入しても、支払われる補助金は上限30万円。「制度の分かりやすさを重視した結果だが、本当にエコ住宅の普及を進めたいのなら、頑張った人にはそれなりのエコポイントがもらえるような仕組みを作るべき。制度も1年限りではなく、継続させないと意味はない」と伊香賀教授。国には、省エネ住宅を普及させる継続的な取り組みが求められている。(今泉有美子)

 「社会部オンデマンド」の窓口は、MSN相談箱(http://questionbox.jp.msn.com/)内に設けられた「産経新聞『社会部オンデマンド』」▽社会部Eメール news@sankei.co.jp▽社会部FAX 03・3275・8750。

【関連記事】
信号機の連動、交通安全に役立つ? イライラ減、秘訣は「規制速度」
東京の特別区と政令市の区の違いは? 「独立した会社」と「出先機関」
イラク殉職外交官の車は今どこに? 遺族の意向も聞き、三回忌の後に…
公的懸賞金の適用事件・金額の決定方法は?
市街化調整区域って何? 公共公益施設の拡散でインフラコストも増加

<常磐線>特急と軽トラック衝突、運転手重傷 茨城・日立(毎日新聞)
<教員人事権移譲>副文科相容認 大阪府11年度から実施へ(毎日新聞)
なぜ長引くのか アイスランド噴火の影響(産経新聞)
アクセラ3万5000台リコール=マツダ(時事通信)
日航など計10便が欠航=アイスランド火山噴火(時事通信)

「ママ、赤いシャボン玉だ! 」=ジュースで作成、夢かなう−山崎さん長女優希ちゃん(時事通信)

 【ヒューストン(米テキサス州)時事】「ママ、赤いシャボン玉だっ! 」。国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する山崎直子さん(39)が14日朝(日本時間同日夜)、長女優希ちゃん(7)の夢だった「宇宙実験」に成功した。
 優希ちゃんは2年前、幼稚園の自由研究で、夫大地さん(37)と色付きのシャボン玉作りに挑戦。しかし、重力の影響で玉の下のしずく部分にしか色は付かず、本体は透明のままだった。
 無重力ならできるのでは−。2人は実験を山崎さんに託した。無着色の水を使ったシャボン玉はできたが、「色付き」の実験結果は不明だった。
 2人は14日、ジョンソン宇宙センター内の施設で、家族専用のテレビ電話を使い、山崎さんと約15分対面した。
 「色付きシャボン玉はどうなったの」。宇宙滞在中、一度だけ許されたテレビ電話で大地さんが尋ねた。「難しいんだけど…今からやってみるね」と山崎さん。数秒後、ピンポン球ほどの赤いシャボン玉が無重力空間に舞った。「おー、あかーい、すごーい」。優希ちゃんの声と笑顔がはじけた。「優希のアイデアができた」。大きな目が、さらに開いて輝く。「あかーい、あかーい」。喜びの声と拍手が控室に響いた。
 大地さんによると、山崎さんはISSにあったトロピカルジュースと石けんを使ってシャボン玉作りに成功。幼稚園時代からの疑問が解けた優希ちゃんは対面後、すっきりした表情で小学校に向かったという。
 大地さんは「子どもが持つ小さな疑問に、大人が正面から答えられた。親子が一緒になって問題に挑戦するきっかけになってうれしい」と顔をほころばせた。 

【関連ニュース】
〔特集〕日本人宇宙飛行士の軌跡
【Off Time】再生-富士山測候所の今
〔写真特集〕国際宇宙ステーション
〔写真特集〕宇宙の神秘 コズミックフォト
〔写真特集〕アポロ11号

首相、徳之島1万5千人集会は「一つの民意」(読売新聞)
【from Editor】子ども手当に学割精神を(産経新聞)
現場吸い殻のDNA鑑定で逮捕=男2人、恐喝容疑−福岡県警(時事通信)
カラスの巣が原因で停電、藤沢で2200世帯(産経新聞)
<消費税増税>民主党側拒否 「責任ある公約」遠く(毎日新聞)

愛知殺傷、弟2人に事件前「殺して火付ける」(読売新聞)

 愛知県豊川市伊奈町、会社員岩瀬一美さん(58)方で17日未明、家族5人が刺され、2人が死亡した殺傷事件で、逮捕された長男の無職高之容疑者(30)が事件前の15日頃、「刃物で殺して、家に火を付けてやる」と弟2人を脅していたことが18日、親類の男性(62)の話で分かった。

 家庭内のトラブルは、今月12日頃から急に激しくなっていたといい、豊川署に寄せられた相談や通報は15日までの4日間で9件にのぼった。「インターネットの買い物で200万〜300万円の借金をして困っている」との相談もあった。同署は、家族間のいさかいが一気に激しくなったことが背景にあるとみて、経緯を調べている。

 豊川署捜査幹部によると、最初の通報は12日午後7時25分、次男(24)が「父親(一美さん)と兄(高之容疑者)が借金の問題でけんかをしている」と電話した。この時は、高之容疑者が「もう借金はしない」と約束、収まった。

 しかし、その約2時間半後、一美さんら3人が来署。高之容疑者が、一美さん名義のクレジットカードを使ってインターネットオークションで勝手に買い物し、200万〜300万円の借金を作って困っているとの相談だった。

 翌13日午前0時半頃には、「銀行口座を作る」と高之容疑者が、一美さんの身分証を取り上げたと通報。同日夜にも一美さんら3人が同署へ相談に行った。

 15日午前中には、「兄がものを投げたり、騒いだりしている」「兄が『警察官を呼べ』とうるさい」などと、1〜2時間おきに計4回、110番があった。

 同署は「その都度、警察官が自宅に行くなどした」と説明。高之容疑者は警察官を見るとおとなしくなったといい、同署は「暴力の形跡は確認できなかった」としている。

          ◇

 同署は18日、高之容疑者を一美さんを殺害した容疑で、名古屋地検豊橋支部へ送検した。

<汚職>贈賄業者が経営再建狙い幸田町議に工作依頼か 愛知(毎日新聞)
ボンバル機が不具合で引き返し(産経新聞)
女子中学生にも性的暴行容疑=英会話教室の米国人再逮捕−福岡県警(時事通信)
たちあがれ日本 略称は「日本」(毎日新聞)
「ドウシシャ」 所得隠し9000万円(産経新聞)

アトムと一緒に入学式(産経新聞)

 新宿区高田馬場出身の鉄腕アトムが6日、区立戸塚第3小学校で行われた新宿区特別児童任命式に出席、区の特別児童に任命された。

 アトムは2003年4月7日生まれの設定で、新1年生と同学年。戸塚第3小の入学式が終わった後、全校児童に「アトムく〜ん」と呼ばれて会場の体育館に入場。中山弘子区長が「新宿区の小学校にようこそ。たくさん友達をつくって一緒に学びましょう」と激励し、任命書を手渡した。

 アトムは式典終了後、児童とハイタッチや握手をして交流。新1年生の教室も訪れ、緊張しながら担任の話を聞く姿を見守った。

 区教育政策課によると、アトムの特別児童任命は戸塚第3小が高田馬場地域にあることからPTAが発案。手塚プロダクションの協力で実現した。

 今後、アトムは区内の学校や区の行事に参加して児童と一緒に学んでいく予定だという。

【関連記事】
良知真次、アトムの髪形じゃなく「安心」
シャキーン!小栗アトム愛も“10万歯力”?
アトムが救う近未来 IRTで逆境を乗り越えろ
ロッカー内田裕也、ディズニーアニメ好き? 思わぬ野望も披露
日仏合作アニメ「よなよなペンギン」 誕生秘話 りんたろう監督に聞く

休憩中の病院 患者装い窃盗 容疑の男逮捕(産経新聞)
<山崎直子飛行士>巨大コンテナ取り付け終了 定評通り順調(毎日新聞)
【キブンの時代】第2部 危険はどこに(4)中国製食品「とにかく怖い」 (産経新聞)
<B型肝炎訴訟>原告が抗議行動…厚労相面談拒否で(毎日新聞)
石田純一、初来日『マイレージ、マイライフ』のアナ・ケンドリックにオヤジギャグ披露!

自民、5月決着先送りなら首相退陣を=普天間で与野党幹部が論戦(時事通信)

 与野党の幹部は4日、NHKの番組に出演し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐり論戦した。自民党の茂木敏充幹事長代理は5月末までに決着しなかった場合について「(退陣は)当然だ。退陣しないなら国民に信を問うべきだ」と述べ、鳩山由紀夫首相の退陣か衆院解散・総選挙を要求した。公明党の高木陽介幹事長代理も「責任を取るのは当然だ」と強調した。
 これに対し、民主党の細野豪志副幹事長は「首相が5月と強調しているから、それが区切りなのは間違いない」とした上で、首相の対応を見守る考えを示した。
 社民党の重野安正幹事長は移設先について「(県外を)追求してもらわないと困る。問題は沖縄県民の支持を得ているかだ」と指摘。国民新党の自見庄三郎幹事長は「キャンプ・シュワブ陸上案をわが党は提示している。首相が5月末まで決めると信頼している」と語った。 

【関連ニュース】
移設先「閣僚で合意ある」=岡田外相
首相と小沢氏、3日に会談
普天間移設で詰めの協議=首相と関係閣僚が会談
地元の了解「政府に任せて」=岡田外相、米国防長官に約束
北沢防衛相「頭越しに決めない」=普天間で沖縄知事と会談

鳩山首相、郵政改革案は「唯一のやり方だ」(産経新聞)
スーツケース遺体 出頭の男逮捕、女性遺棄容疑で 金沢(毎日新聞)
【WEB人】芸妓 雛菊(ひなぎく)さん(29)(産経新聞)
<東京都>予算成立 築地関連予算も可決  (毎日新聞)
川端大臣「一社随契よくない。改善されることを期待」 理研の1社応札問題で(産経新聞)

前田日明氏「出るなら比例」(スポーツ報知)

 今夏の参院選で民主党からの出馬を辞退し、国民新党からの出馬を検討している元格闘家の前田日明氏(51)が3日、同党の亀井静香代表(73)から出馬打診後、初めて口を開いた。

 この日は都内で、自身が主催する格闘技イベント「アウトサイダー」に出席。先月25日に亀井氏と会談し、東京選挙区(改選5)からの出馬を打診された前田氏は「ほかの議員が地盤を固めてる選挙区は厳しい。出るなら比例だと思う」と、比例代表での出馬にこだわる考えを示した。

 【関連記事】
亀井氏が前田日明氏への出馬要請認める
国民新党が前田日明氏擁立検討
前田日明氏、国民新党から出馬も…外国人参政権反対で一致
出馬辞退の前田日明氏、会場なく会見中止
民主党 国民新党 前田日明 を調べる

元厚生次官ら連続殺傷事件 小泉被告にきょう午後、判決 (産経新聞)
若林氏の議員辞職要求=投票代行問題で−自民執行部(時事通信)
私のしごと館 わずか7年で幕 京都31日閉館(毎日新聞)
陸自隊員が飲酒当て逃げ=道交法違反容疑で逮捕−山口県警(時事通信)
戸別補償、コメ以外にも拡充=11年度本格実施変わらず−鳩山首相(時事通信)

女子学生、男性として卒業=性同一性障害の2人−山梨県立大(時事通信)

 山梨県立大(甲府市)が、性同一性障害の女子学生2人に対し、男性名で卒業証書を授与していたことが26日、分かった。同大によると、2人は入学直後から自分の心と体が乖離(かいり)した状態で、女性であることに違和感があると大学側に相談していたという。
 同大は昨年12月の評議会で、男性として卒業したいという2人の希望を尊重することを決定。25日に行われた卒業式に2人は男性用のスーツ姿で出席、入学時とは異なる名前で呼ばれ、卒業証書を受け取った。 

【関連ニュース】
性同一性障害手術訴訟で和解=慰謝料330万、改善点も通知
嫡出子認定、判断先送り=性別変更者の人工授精
「男子」で通学、学校認める=性同一性障害の中1女子
嫡出子認定を千葉法相に要請=性同一性障害の夫
在校途中から「女児」に切り替え=性同一性障害の小2児童

天皇、皇后両陛下 長岡宮跡を視察(毎日新聞)
<広島市>議会が五輪関連予算全額削除の修正案可決(毎日新聞)
<高校無償化>朝鮮学校排除に反対 市民ら集会 東京(毎日新聞)
<選挙違反>佐藤健治被告に有罪 函館地裁判決(毎日新聞)
建設会社のガラス戸に弾痕…福岡・嘉麻(読売新聞)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。